闇の反対は光ではなく非闇だと思う。闇と病みが通底し、かつ自らがその状態に陥った際にそれを知覚できるようになった今、光への道筋はなくゆるやかに人生の終へと向かう下り坂に身を置いていることを受け入れる覚悟は出来ていると、自分では思っています。私は自死を選ぶほどの度胸はありませんが、このままゆっくりと死へと向かっていくことでしょう。まだ生きますが、きっと何にもなれずゆるやかに死んでゆくでしょうね。これは言い訳でしかないかも知れませんが、私はそういう運命を具有して産まれてきたのだと思います。だから仕方のない運命なんです。何かになれる、もっと言えばなりたい自分になれると思った日もありましたが、残念ながら私は能無しのカスであり、何にもなれないんです。限られた時間を空費にしながら、私は死への緩やかな下り坂を転げてゆく。ゆっくりと、ゆっくりと。思い残すことは死ぬほどありますが、もう諦めるしかない。まだ生きますが、私は死んでゆく。